地理院タイルの利用規約

TrailNoteでは、国土地理院が公開している地理院タイルを利用して、地形図の印刷や標高の表示を行っています。この地理院タイルを利用する場合、地理院タイル利用規約に従う必要があります。

TrailNoteでは、以下の対応をしています。

出所の明示

第3条、および第6条第2項に従い、「国土地理院」の文字列をアプリケーションに含めることで、出所の明示をしています。

具体的には、TrailNoteの画面の右下に、常に「国土地理院」の文字が表示されるようにしており、印刷物についても、右下に「国土地理院」の文字を印字するようにしています。

また、メニューの「TrailNoteについて」を選んだ際に表示される画面で、地理院タイルを使用していることを明示し、地理院タイル利用規約に飛べるようにリンクを付けています。

TrailNoteについて

印刷サイズの制限

第5条第6項に、「地理院タイルをA3サイズを超える範囲に印刷した印刷物を配布しないでください。 」とあります。そのため、TrailNoteでは、印刷サイズA3を上限としています。

サーバへの負荷

第5条4項に、「地理院タイルを提供するサーバに過度の負荷を与えないでください。」とあります。地形図の印刷には多数の画像が必要になることから、この条件が最も気になります。

「過度の負荷」の程度は判断が難しいですが、TrailNoteがどの程度サーバに負荷をかけるか確認してみました。

TrailNoteが、最もサーバに負荷をかける処理をするのは、高精細モードでA3サイズ地形図の画像タイルをダウンロードする場合です。

雲取山を中心にした地形図を作成する際に必要な画像数とデータ量を調べたところ、以下のようになりました。

印刷品質 高精細
縮尺 1/25000
用紙サイズ A3サイズ(横)
ダウンロード画像タイル数 1260枚
総ダウンロードデータ量 4953114Byte(約4.7MB)

256×256ピクセルの画像タイルを1260枚もダウンロードしないと、高精細の1/25000地形図は生成できません。ただ、高精細モードで使用しているズームレベル17の画像タイルは、白い部分が多いため、他のズームレベルの画像よりも1枚あたりのファイルサイズが小さく、総データ量は4.7MBほどに収まりました。(ちなみにA3標準画質の場合は、画像数330枚、1.8MBほどのデータ量でした)

以下の点から、過度の負荷にはあたらないと考えていますが、もし、国土地理院から、指摘がありましたら、更にダウンロード速度を遅くするなどして対処しようと思います。

開発の報告

第6条に「地理院タイルを利用できるウェブサイトを公開する又はアプリケーションソフトを提供する場合には「地理院タイルを用いた開発の報告フォーム」による報告に御協力ください。」とあります。このフォームから、TrailNoteの概要説明と、このサイトについての報告をしています(2014年5月24日)。→現在は申請不要となっています。

電子国土と呼ばれていた旧システムでは、開発前に申請書を出す必要がありましたが、事前に問い合わせをしたところ、新システムでは、事後報告だけでよいとのことでした。

サイトへの地形図の掲載

このサイトでは、操作の説明をする必要上、国土地理院の提供する地形図を複数表示していますが、これも注意が必要です。WEBサイトへの地図の掲載については、国土地理院の「地理院ホーム>複製・使用>申請承認Q&A」のページに記載があります。

「「出所の明示」をして利用が可能(申請不要)」の項目に下記の記載がありました。

◇Webサイト等
・300×400ピクセル以下の大きさで地図等の一部(ラスタ形式)を掲載する場合
・300×400ピクセルを超え、画面に収まる大きさで地図等の一部(ラスタ形式)を掲載する場合 → Webサイト全体の中で5枚まで
※ スクロール機能により画面以上の地図が見られるような場合は1枚でも申請を要します。


そのため、地図の一部を掲載する際は、国土地理院の地図を掲載していることの記載と共に、300×400以下のサイズで掲載しています。

ただ、説明の都合上、そのサイズでは足りず、300×400を越えるサイズで取り込んでいるページがあります。以下の4つです。

使用しているのは、上記の4枚で、WEBサイト全体で5枚までという条件に従っています。また、4画面とも、画面から溢れるようなサイズの画像表示はしていません。